映画 2018.1.13

閑静な住宅街。ある一軒の家の前で木刀で素振りをしているおじいちゃん。息子家族が同居していて、ごく一般的な家庭の家族の暮らしかと思いきや、このおじいちゃん、ジジシャツの内側にはたいそうな入れ墨が彫ってあります。息子や孫たちからは煙たがられ、ご近所に迷惑だからと素振りもやめろと言われ、暇で退屈なおじいちゃんのもとへ、おれおれ詐欺の電話。あやうく引っかかりかけてしまいます。

このおじいちゃん、実は一昔前の仁義を通すヤクザの組長。今の時代の若い世代のヤクザ?は、表向きは布団の訪問販売などをして法律をくぐり抜けながらお金儲けをして、裏ではおれおれ詐欺などをしてさらにお金を儲けていることを知り、昔の仲間を集めてまた組を作り、若い世代に真っ向勝負を挑みます。

金無し、先無し、怖いモノ無し。俺たちに明日なんかいらない!と、後先考えないおじいちゃんたちの破天荒な勝負のやり口は、ヒヤッとする場面もありますが、とても爽快です。

2015年に公開された北野武監督の映画です。 コメディ映画として、ちょっと息抜きしたいとき、笑いたいときにオススメです。

見ていて面白かったのは、龍三親分と七人の子分たちの個性豊かなキャラクターと、それぞれの心模様。その描き方は少し、黒澤明監督の七人の侍を思い出しました。

七人の侍は、デジタルリマスター版が出ているんですね。あのフィルム特有の空気感がどこまで綺麗になっているのでしょう。木賃宿の中や、戦のシーンなども、細部まで観れるようになっているのでしょうか。大分印象が変わりそうですが、一度観てみたいです。

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