子育て

先日、叔母の家に遊びに行った。80歳になる親父の姉で、「ババ」と呼んでいる。子供の頃はよく親戚一同がババの家に集まりワイワイやっていた。親父が死んでからずっと会ってなかったが、数年前、結婚した時に挨拶に行った。十数年ぶりだったがいきなり家に行って声を掛けると、「タツミか?」と言った。どうやら死んだ親父と間違えたらしく、びっくりしていた。自分では分からないが、年とともに似てきているのだろう。今回は生まれた息子を見せに行った。僕らにとっては初めての子供なので、いろんな事を教えてくれた。
ババは、ある思い出話をしてくれた。ババは子供を産んだ時、人一倍母乳の出が良く、夜寝ていても布団がビショビショになるほどだったそうだ。当時仔犬を飼っていて、ジジ(ババの旦那)が、「そげ出るなら、あげてみれ」と言うので、自分の赤子が飲んでいる反対側を何の気なしに飲ませてみた。するとその瞬間、犬の舌が巻きつき、両手でバタバタ乳を押しながら吸い始め、パンパンに張っていた乳が一瞬にしてしぼんでしまったそうだ。慌てて仔犬を離そうとするが、全く離れそうにない。ババは怖くなってジジを呼び、ようやく離してもらった。僕らは笑って聞いていたが、ババは真剣に「怖くてそれからもう二度とあげんかった!」と言っていた。
現在我が家にも仔犬がいる。僕らの子が生まれた三日後に、僕らが飼っている犬が三匹の仔犬を出産した。まだ生まれて間もない頃、家内が息子に乳をあげているときに、仔犬が1匹家内の膝に登った。すると美味しそうな匂いがしたのか、ものすごい勢いで息子を押しのけて乳を吸おうとしたのだ。その時はなんとか阻止したが、阻止していてよかった。今後も要注意である。
それはそうと、赤ちゃんと言うものは人間でも動物でも可愛い。しかし面倒を見るのは大変だ。生まれて一ヶ月が過ぎ、日々奮闘しているが、苦労をすればするほど可愛く思えてくるから不思議だ。仔犬達とはもうすぐお別れしないといけないが、日に日に別れが惜しくなっているのが近ごろの悩みである。
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